謎の男・K岡登場!!

おこんにちは!!

おなじみのみなさん、毎度〜〜〜!
一見さん、はじめまして〜〜〜!!
浜松の謎の男・K岡どへ〜す!!

このたびは、敬愛する偉大な領袖やまと将軍さまに、
立派な屋敷を賜りました。
そのご恩返しということで、つれづれなるままに・・・。



その第1回

・・・・・ニセ・ソムリエをやった話・・・・・

今から○年前、まだK岡が東京に通いだしてまもないころ、
銀座のとあるギャラリーでのことです…

銀座某所の知り合いのギャラリーに、たまたま寄ったその日、
ある作家の個展のオープニングパーティーがありました……。
この作家さん、グラフィック系で映画のポスターとか本の装丁
なんかもおやりになる結構メジャーな方だったんですが、

この日のパーティーの企画が、

「友人のソムリエを招いてのスペインワインの夕べ」



なっておりました。


開会1時間前になって、オードブル到着、グラス準備よし、
乾き物&ソフトドリンクOK。

(うきうき)










でも、肝心のソムリエとワインが来ていません。

そして、お客もそろいました。

30分前になっても、



まだ









ソムリエとスペインワインが来ません

たまりかねた作家さん、控室からその友人のソムリエの携帯にかけたら、







「え〜!?今日〜!?
無理無理〜、今、宮崎〜」


と、フザケたことをぬかしているじゃあ〜りませんか。

そいつ
完全に日時まちがえてやがって





作家とオーナー、ひえ〜!!と蒼くなって、私を手招き。

オーナー「あ、アンタ、今日ソムリエやってくんない?」

K   岡「はぁ〜!?」

オーナー「この中で、面が割れてないのアンタだけなんだから、
     
お願い!ソムリエナイフ持ってるでしょ?」

K   岡「あ、あるけど・・・ワインはどうすんの〜?」

オーナー「5万円渡すから、すぐ買ってきて!!」

K岡「え〜?マジすかぁ〜!?」








不肖K岡、大慌てで近所の 明治屋 に走り、
適当に安いスペインワインを10数本GET!!

大急ぎで戻って、セッティング!! 
幸い、お客にK岡を知ってそうなヤツは見あたりません。

10分遅れでパーティースタート!!









こうなったら、ソムリエになりきるしか
ないじゃん!!



てなわけで、

「まず、最初は口当たりのよい、軽めの白から」
などと、適当なことをほざきながら、
自慢のシャトー・ラギオールのソムリエナイフに
モノをいわせて

注ぎまくり!!

だいたい、こういう「ワインの夕べ」なんてのには、
中途半端にワインに詳しいヤツが必ず混じっていて、
自分のワイン知識をひけらかすために、
ヘンな質問 をしてくることが多いので、

















質問するタイミングを
与えちゃいけない!!


とばかりに、間髪を入れず、次はミディアム・ボディーの赤、
ここでロゼと
あけまくり!! 注ぎまくり!!

おまけに、ラベルは、

もったいつけて読んでるフリ!! 

そもそも、外国語は名古屋弁ぐらいしかわからないK岡。
さも、わかったように読んでるフリして、お客にラベルを見せながら、


実は、

瓶の裏の日本語のシールを読んでるだけ!!


それでも、予定の2時間を何とかこなし、「スペインワインの夕べ」終了〜。
その後の歓談でも、いろいろ訊かれましたが、





得意の、

心の入っていない、
ながら相槌


で、ゴマかし切り抜けたのでした。

ほえ〜、めでたし、めでたし。


でも、来ていたお客のことを聞いてびっくり!!
映画監督の○○○○さんとか、漫画家の○田○生さんとか、
なんだかんだいってみなさん結構有名な方ばかりじゃあ〜りませんか。

K岡が、ニセ・ソムリエだと知っているのは、作家とオーナーだけ。
悪いな〜・・・とは思いつつも、最後まで

ダマしまくってしまいました。

終了後、ギャラリーの近くの ホテル○洋銀座で食事をおごってもらいました。
そうしたら、本物のソムリエ

○崎○也さまに ばったり。

こともあろうに、世界一のソムリエのお膝元で、











ニセ・ソムリエとは・・・。

その後、



この「スペインワインの夕べ」は、
関係者の間で


伝説となり。

他のギャラリーから、

「ウチでもやってくれない?」

と依頼が来るようになりました。



















実は、

今でも、時々やってます…。