福田裕一

すべての ボクと同じBlues(ユウウツ)をかかえた人達へ…

このタイトル。そしてジャケットも赤いから、福十こと福田裕一を知らない人は ひょっとしたらぎょっとするのかもしれない。しかしひとたびアルバムを聴けば、そ こに浮かび上がるのは、飄々としつつもどこか切ない男の姿。いい意味で(もちろ ん)ほどよくくたびれたその声が何とも魅力だ。 はき古したジーンズのような、荒削りなのに表現しがたいほどのフィット感。この感 覚は一体どこからやってくるのか。彼はどうやって、聴く人のココロにやってくるの か。彼の歌に住まうBlues(ユウウツ)が、カギを握っているに違いない。そ う、きっと誰のココロにも潜んでいる、あのうすぼんやりとした感じ。「悲しい」で もなく、「淋しい」でもない、言葉にならないユラユラモヤモヤしたあの感じを、そ こここにちりばめて、ただただ音になろうとする福十の歌たち。 まったく、オビに書いてあるとおりだ。

「慟哭−この音はココロで聴け」。





福田裕一 with the Tombstone Blues Band [鮮血の調]

泥の河

待つ男 Waiter

夏の記憶 −遠くではぐれた中国娘

参列の車窓から

ぶらぶらと

SWEET TOYS

蛍月夜

鮮血の調

明日世界が滅びようとも君は今日リンゴの木を植える

クリスマスプレゼント

福田裕一のCDは富山県福野町の
ライブハウス「さむでぃ」にあると思います。
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